12月15日、師走の寒風の中、でも最高のお天気に恵まれて(今年の全日本MXは雨ばかりだった…)、川越オフロードビレッジでは、2013 第12回 ジャパン マスターズ of MX が開催されました。
ウィークエンドレーサーズの最終戦に組み込まれたこのレース。
40代クラスから50代、60代、70代まで、総勢20台を超えるエントリー。
最高齢は、ゼッケン77:新津栄一MCFAJ理事長。御年76!
レースの方は、とてもとてもそんな歳とは思えない程の走りを見せていただきましたが、やはり若さが、そして今も現役で走ってる方のトップ3でした。
ではまずはマスターズの皆さんの走りを一部紹介(敬称略)。
走行写真はあまり撮れなかったのですが、お昼休みに行われたトークショーの様子、こちらはフルでご紹介します。
MCはテッペーさんこと中尾省吾さん。爆笑小ネタを挟みつつ、「憧れのライダーと思い出のバイク」というお題を用意してくれました。
みなさんからの一言と、エントリーリストに書いてあったコメントからまとめてみました。
年長者から参りますが順不同です。
最年長76歳。昭和12年生まれ。MCFAJ理事長でもある新津栄一さん。
とてもそんな歳には見えないほどシャキッとしたもんです!
昭和12年生まれの有名人と言えば、美空ひばりに江利チエミ!
バイクに乗り始めた頃は、まだモトクロスなんて無かった!そんな時代です。
ちなみにこの日は法事をすっぽかしての参加だそうです。大丈夫なんでしょうか…。
豊橋からご参加の古田さん、同じ歳(68歳)の京都マウンテンライダース小嶋松久さんが憧れのライダー。
古田さんは、7月の全日本モトクロスレジェンドライダースのパーティにもご参加いただきました。ぜひ来年も、とのリクエストいただきました。
MHプロダクツの山下和男さん(66歳)。山下さんも全日本MXレジェンドライダースパーティにご参加いただきました。
ロジャー・デコスタが憧れのライダー。思い出のバイクはモトクロスを始めたCL72。
ジムでトレーニングを欠かさない鉄人・門井文夫さん(66歳)の憧れのライダーは、鈴木秀明さん・鈴木都良夫さん兄弟。
MCFAJのモトクロスに参戦46年目にしてエキスパートクラスに昇格!
そんな野口久雄さん(64歳)の憧れのライダーは鈴木秀明さん。好きなバイクはトーハツ・ランペット。
モトショップOKABEの代表であり岡部篤史さんのお兄さん、岡部充博さん(63歳)。
ここにいる国際A級ライダー皆さんが憧れの人だそうです。
川島雄一郎さんの師匠でもある岡安孝雄さん(60歳)が高校時代に憧れたのは矢島金次郎さん。
矢島さんのジャンプをよく真似したそうです。(→こんな感じですね)
59歳の現役全日本国際B級ライダー加藤木 桂さん。
桶川での走りを見て竹沢正治さんや藤秀信さんに憧れたそうです。スズキのRH72が好き。
40歳からモトクロスを始めたという山形二朗さんの憧れのライダーは、伊田井佐夫さん、東福寺保雄さん。
バイクショップハラグチのオーナー原田衛さんの憧れのライダーは鈴木忠男さん。逆ハンがとても衝撃的だったとのことです。
好きなライダーは、鈴木秀明さん・鈴木都良夫さん。怖い存在だったとのこと。ここ何年かは伊田さんが好き!
好きなバイクは、初代モノクロスサスのYZ。鈴木秀明さんがテストで壊そうとしても壊れない凄いバイクだったらしいです。
現役の全日本IBライダー斉藤修さん(57歳)は、カワサキ赤タンク時代の竹沢正治さんが憧れのライダー。
好きなバイクはKX125の東希和スペシャル。
先月のアメリカ・グレンヘレンで行われたワールドベテランズMXでは、50+、55+クラスの2クラスで見事優勝を飾ったカミカゼ伊田井佐夫さん(57歳)。
憧れのライダーは、鈴木秀明さん、矢島金次郎さん、鈴木忠男さん。
学校でよく、雑誌を見ながらバイクの絵を描いていたそうです。
この日はレースには参加しなかった佐賀のグリーンシャドウの古川正昭さんです。
ワールドVETでの転倒で現地で頭を手術して治療費が850万円!? でも元気な姿で登場です。
憧れのライダーは、鈴木秀明さん、増田耕二さん。
膝を痛めていてキックができないからセルつきのKTMを借りてきて参加したという立脇さん。
憧れのライダーは鈴木忠男さんと増田耕二さん・・・・と、竹沢正治さんと福本敏夫さん(カワサキの先輩なので・笑)。
好きなバイクはKTM・・・・と、本当はカワサキの85年のKX250。
1985、87、88が125ccで、89年は250で全日本チャンピオンに輝いた岡部篤史さんのあこがれのライダーは、鈴木秀明さん・鈴木都良夫さん兄弟。
都良夫さんとチームメイトになった時はその存在に無言のプレッシャーを感じたとか?(笑)
今年、新東名 静岡SAスマートICより30分の所にMXコース「MXパーク362」(→動画)を作ったそうです。走りに行ってみましょう。
奈良から遠征のホーリーエクイップ堀口雅史さん。今回はマシンもウエアも的場 平さんフルレプリカでご本人になりきって登場。
憧れのライダーはAMA#100のボブ・ハンナ。
飛び入り参加だった大内健八さん。憧れのライダーは師匠でもある原口衛さん。
名阪スポーツランドでの全日本モトクロスではマーシャルライダー務める平田裕久さん。
毎回誰かのレプリカ?コスプレ?をやっているそうです。
今回は佐藤建二さんのレプリカでの参加でした!
好きなライダーはフレディ・スペンサー!
95、96年の125ccチャンピオンで、元ホンダ・スズキのファクトリーライダー、現在もホンダレーシングアドバイザーでもある川島雄一郎さん。
現役に一番近いライダーですね。レースも両ヒートとも優勝でした!
憧れのライダーは東福寺保雄さん。思い出のマシンは、伊田さんと同じチームだったホンダ無限 CASIOの125。よく走ったそうです。
元ホンダ・スズキのファクトリーライダー六本木のBOSS・元木龍幸さんの憧れのライダーは馬場善人さん。
レースの方は第1ヒートは3位、第2ヒートは伊田さんを抑えての2位でした。
最後に今年のMCFAJ・SEクラスの全勝チャンピオンのマルセロさん。このレースが日本でのラストレース。20年いた日本を離れブラジルに帰るそうです。
好きなライダーはみんなです!
こうやってお話を伺うと、やっぱりみなさん当時の憧れのライダーっていうのは忘れないし、今もずっと変わらないんですよね。
そして、鈴木秀明さん・鈴木都良夫さんの憧れられ率がとても高い!
このコースのオーナーでもあり、’81年250ccチャンピオンである福本敏夫さん(60歳)。
お昼休みはトークショーではなく、重機に乗ってコース整備?ありがとうございます。
第2ヒートはエンジンがかからずスタートできずにリタイヤ・・・。
元ブリヂストンファクトリーライダーの赤松勝さんは、トークショー欠席のためお話を聞けずでした。残念。
ということで、マスターズのみなさま、来年も元気に走る姿を見せてください!!