「日本のオートバイ・ CATALOG COLLECTION」 (双葉社)から |
「メグロ」というブランドが、カワサキと関係がある、という程度の知識しかありませんでした。
メグロは目黒製作所が作ったオートバイ。
「メグロの履歴室」を参考にその創業エピソードを振り返ると・・・。
目黒製作所は、1924年(大正13年)に創業。
日本のオートバイメーカーの中でもかなりの老舗と言えるでしょう。
創業者が目黒さんだったかというと、そうではなく、村田延治さん。
ではなぜ「目黒製作所」?
所在地の荏原郡から取ることを考えるが、当時既に(株)荏原製作所が盛業中であり、「製作所」の語尾を付けたい二人には、この案は取れなかった。当時工場名に「製作所」と入れることが流行り、また信頼の高い事業所も多かったこともあり、はずせなかった。では、と桐ヶ谷とすれば近所に火葬場があり印象が悪い。思案した末、選んだのが「目黒」であった。目黒の街からはやや離れてはいるが、この周辺を「目黒」と称していたことと、河川や近所にあったお不動さんも競馬場も「目黒」なのだし、これなら良いだろう・・・と。
ここに「目黒製作所」の創業をみたのである。
(~メグロの履歴室~:目黒製作所創業まで(2))
ということで「目黒製作所」となったらしい。
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ここから長いメグロの歴史が始まります。
カワサキに吸収される昭和39年で終わってしまったわけではなく、今も「W」をはじめカワサキのオートバイにその血は流れ続けています。
中央が北見さん。 (左は元チームグリーン監督平井さん、右は元カワサキ古谷さん) |
夏にお会いした北見紀生さん。
カワサキZ系のチューナーとして今も多くのファンがいる方ですが、北見さんはメグロのご出身。
確か入社は昭和28年とおっしゃっていたかな。当時は30人くらいの町工場で、そのあと会社は巨大化し、労使紛争があり、やがてカワサキへ、という一連の歴史を社内で見てこられた方です。