二輪文化ブログ
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9月のMoto雑談会のテーマは「青春オンザロード:原付バイク」でした

Moto雑談会 9月 集合写真

柏秀樹さんとの フライデーMoto雑談会 in Riberty。ご参加ありがとうございました!

またまた天候があまり良くない中、お集まりいただき感謝です。

今回のテーマは “青春のファーストバイク” 50cc原付バイク

今回のテーマは、昨今話題の”青春のファーストバイク” 原付50ccバイクについてでした。

学科試験と実技講習で取得できる、普通自動車免許でも乗れる、自宅のガレージにもある、近所のお兄さんも乗ってる、そんな身近な存在の50cc原付バイク。

今回はまず、その原動機付自転車の基礎知識として、道路交通法による区分、道路運送車両法による区分、原動機付自転車や免許制度の歴史をおさらい。

そして、80年代の年間販売数300万台の時代は、数々の機種が生まれ、革新的な機能なども搭載、たくさん売れる時代が故に、たくさんの技術も投入された実に面白い時代だった話。

同時に、潤沢な予算があったのでしょう、著名人がPRキャラクターを務めていました。

ソフィア・ローレン、マイケル・ジャクソン、ジュリアーノ・ジェンマ、渡辺貞夫、桃井かおり、伊藤蘭、そして大竹しのぶ、明石家さんま等々。90年代には、モーニング娘。やパフィも。

ココロオドルキャッチコピー

また、この時代には50ccにもそれぞれカタログが存在していて、いいキャッチコピーもたくさんありました。

中でもお気に入りは、ホンダCB50の「CB50は、青春へのアプローチ」とMB5「青春のストーリーを乗せて。」、それとヤマハビーノの「うちから5kmの大冒険」。

「交通社会へのデビュー」イコール「大人へのとびら」だった時代。そんな時代を表すキャッチコピーでもありました。

ちなみに、今回ご来場の皆さんと柏さん、わたし松島も含め全員が、一番最初に乗ったバイクは50ccの原付でした。

そこからみんなステップアップしてきたのですね。

現在そして未来

50cc原付バイクは、もともと低燃費で比類無いエコな乗り物でもあるはずなんですが、50ccという極小排気量の内燃機には、世界的な排ガス規制の負担は重くのしかかり、現在、各社の50ccのラインナップはとても寂しいものになってしまいました。

これでは選択の余地はなく(ギア+クラッチ付きのバイクはもうない)、否応なしにいきなり排気量の大きな車両で公道を走り出すことになるのも仕方ありません。

いま問題になっているモノよりも、原付は交通社会へのデビューには適していると思うのですがねぇ…。

10月は第2金曜日13日の開催です

さて次回は第2金曜の10月13日(金)です!

日本の戦後復興、高度経済成長を支えつつも、消え去ってしまったメーカーやブランドを、柏さんのカタログコレクションの資料を参考にしつつ探ってみたいと思います。

お楽しみに!

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