7月17日〜31日に、川崎市民ミュージアムで開催された多摩川スピードウェイ開設80周年記念展を観に行ってきました。
サーキットや自動車系イベントだけでなく、こういった多くの市民の皆さんの目に触れる場所・機会を作ることは、文化として認められていくためには非常に大事な事であると思います。
このような活動をされている多摩川スピードウェイの会の皆様に敬意を表します。
四輪レースが主体の展示ですが、昨年(2015年)東京都大田区のせせらぎ公園で開かれた多摩川スピードウェイ回顧展にはなかった、戦後の「日米親善オートバイレース」のパネルが追加展示されていました。
今後、二輪文化を伝える会としても、多摩川スピードウェイの二輪に関する情報の調査・協力ができればと考えております。
多摩川スピードウェイの存在と、そこで繰り広げられたレーシングスポーツ、そしてそれに関わった人たちのことを、地元の人なら誰でも知っていて、外部の人に自慢できるような存在にしていくことが、今のおとな世代の役割ではないでしょうか。
あの場所で、サッカーや野球、バーベキューを楽しむ人たちにも知ってもらうことはもちろん、2020年の東京オリンピックの時には、世界中のモータースポーツファン(特にホンダファン)が、オリンピック観戦と合わせてこの地を訪れるようにできたらいいですね。
最後に、会場でも放映されていた、1936年6月7日のオープニングレースと現在を比較した動画をどうぞ。貴重な当時の映像資料です。