百年以上の歴史を持ち、かつては世界選手権(世界グランプリ)の一戦であり、毎年5月末〜6月にかけて行われるのが「マン島TTレース」。
戦後、ホンダを皮切りに日本メーカーが世界へのアピールの舞台としてこのマン島を選びました。
そのため、数々のエピソードもそこから生まれてくるわけです。
二輪文化を伝える会では「今日は何の日」として、さまざまな記念日をご紹介していますが、6月はマン島関連がたくさん出てきます。
Twitterへの投稿をピックアップしてみました。
1959年6月3日はホンダが初めてマン島TTレースに出場した日
#今日は何の日 1959年6月3日は、ホンダが初のマン島TTレースに出場した日。谷口尚己さんが6位入賞(日本人として世界選手権初ポイント獲得。125ccクラス:RC142)チーム賞も獲得! http://t.co/EtgdGAPbBt pic.twitter.com/0yQxyAh00B
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谷口尚己さんが6位、鈴木義一さんが7位、田中楨助さんが8位、鈴木淳三さんが11位で、初出場でチーム賞も獲得しました。
1961年6月12日は、ホンダがマン島TTレースで初めて優勝
#今日は何の日 1961年6月12日は、ホンダがマン島TTレースで初優勝した日。125、250両クラスで達成。優勝ライダーはどちらもマイク・ヘイルウッド。マン島TTレース出場宣言から7年後の悲願達成! 貴重な当時の映像です! https://t.co/2GZUSNzAO6
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伝説のライダー、マイク・ヘイルウッドによる偉業達成。
1963年6月14日は伊藤光夫さんが日本人初優勝した日
#今日は何の日 1963年6月14日は、伊藤光夫さんがマン島TTレースで日本人初優勝をあげた日(50ccクラス:スズキ)。 未だマン島TTで日の丸を中央に掲げたのは伊藤光夫さんただひとり。 http://t.co/JWR3XdaMqP pic.twitter.com/p0eE0JbXyU
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1963年マン島TT50ccクラスの映像が見られる「1960’s Suzuki Factory Tour」。 No.8が優勝した伊藤光夫さん。映像と音は合ってないけど、多分50ccクラスのものなんだと思います。 https://t.co/9WjP6GXlDS
— 二輪文化を伝える会 (@2rin_tsutaeru) 2015, 6月 14
6月16日は、昭和5年に多田健蔵さんが日本人で初めてマン島TTレースに出場した日
#今日は何の日 1930年(昭和5年)6月16日、ひとりの日本人がマン島TTレースに出場しました。その人の名は「多田健蔵」。 バイクに関わる人なら絶対に名前を覚えておいて欲しい人物です! http://t.co/ZEseapYzRt pic.twitter.com/NpPOmgOu6C
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多田健蔵さん、昭和5年のマン島TTレースに初出場で15位完走! レース時間なんと4時間4分ですよ。85年前に遠く彼の地で一人4時間耐久! 写真は表彰式での紋付羽織袴姿。侍! リザルト http://t.co/fdN1CLSUJU pic.twitter.com/QbgheTKdmF
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その1930年当時の貴重なレース映像がこちら! こんな映像が残されているなんてさすがマン島ですね。 No.6が多田さん。後半の(スタート前の)シーンではいい表情して映っています! https://t.co/vEakpdWV3O
— 二輪文化を伝える会 (@2rin_tsutaeru) 2015, 6月 16
この時期、小説「汚れた英雄」の主人公・北野晶夫の命日もありました(6月11日)。
北野晶夫も、1959年ホンダの初参戦を現地で見ており、翌1960年には250ccクラスと350ccクラスで初出場初優勝を飾っています。
汚れた英雄ネタは、お父さん世代から上には非常にウケが良いので、また北野晶夫に頼ってみたいと思います。
(実際に浅間やマン島など、とても参考になることも多いので取り上げる価値ありなんです)