鳴尾競馬場の形跡
日本のオートバイレース発祥の地
鳴尾競馬場は明治40年に建設された関西で初の競馬場です。
ここで明治45年にオートバイレース(ダートトラックレース)が開催されました。
これが日本初のオートバイレースと言われています。
別冊Old-timer No.3(八重洲出版)によると、日本でオートバイだけによる大規模なレースとして、1912(明治45)年5月5日に第1回自動自転車競技会が鳴尾競馬場で開催されたとあります。
今昔マップで見てみると二つのトラックが…
今昔マップ で、現在の地図を見ながら、1982〜1910年の古地図と見比べてみます。
おやおや?
鳴尾川を挟んで「鳴尾競馬場」と「関西競馬場」とがありますね。
戦争で軍に接収され…
太平洋戦争中は軍に接収され、川西航空機の飛行場(鳴尾飛行場)として利用されました。
ちなみに川西航空機は戦後、新明和興業(現在の新明和工業)となり、ポインターなどのオートバイを製造、関西ではオートバイの代名詞と言われるほどの人気車だったとか。
現在の場所をGoogleMapで見てみると…
当時の航空写真で探してみる…
1948年8月の航空写真 (出典:国土地理院 地図空中写真閲覧サービス)。バッテンに見える所が飛行場跡。1932年の地図 にはしっかり競馬場が載っています。
関連ページ
出典・参考
- 【出典】今昔マップ
- 【参考】鳴尾競馬場 – ウィキペディア
- 【参考】歴代のポインターたち
- 【参考】シンメイワ・ロードレーサー – ウィキペディア