1953年(昭和28年)3月 名古屋TTレース開催
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昭和28年3月21日 名古屋〜岐阜〜三重〜名古屋の全長232kmの公道レース
1953年(昭和28年)3月21日に、社団法人名古屋タイムス主催で開催された公道レースイベント。
名古屋市内呼続大橋をスタートし、岡崎〜挙母(現・豊田)〜瀬戸〜多治見〜関の市〜岐阜〜大垣〜養老〜津島を回って、名古屋市の中村橋公園をゴールとする全長232kmの一般道で行われました。
- 当時の開催告知記事
- 昭和ロードロードレースの歴史 – 日本モーターサイクルレースの夜明け
正式名称は「全日本選抜優良軽オートバイ旅行賞パレード」・・・パレード
名古屋TTレースという愛称・別名で正式には「全日本選抜優良軽オートバイ旅行賞パレード」といいました。
なぜ「レース」ではなく「パレード」だったのか?
お察しの通り、公道を使って競走をするのはイカンとなりまして、名目上パレードということにしたというものです。
- 名古屋TTレース – Wikipedia
個人優勝は昌和の金子延幸選手、チーム優勝はホンダドリーム号チーム
19社57台が参加し、優勝したのは昌和の金子延幸選手(4時間17分35秒)。2位に徳永康夫選手(ホンダドリーム)、3位は村井光男選手(ポトリーライナー)でした。
チーム賞はホンダドリーム号チーム(鈴木義一、中村武雄、徳永康夫)が獲得。
熱田神宮で安全祈願をしてスタート地点の呼続大橋へ
「名古屋オートバイ王国」(冨成一也:郷土出版社)によると、全選手が熱田神宮に参拝して安全を祈願し、そのあと、先導車についてスタート地点の呼続大橋に移動、午前9時にスタートが切られました。
- 浅間前史・名古屋TTレース – つわものどもの夢のあと(熱田神宮での写真)