「オレは日本のために、川上源一のためにやった。死んでもいいと思って、走ったんだ」
先日のフランスGPでヤマハが世界グランプリ500勝を達成。
そのはじめの一歩を記したのは、1963年ベルギーGP250ccクラスで優勝した伊藤史朗選手でした。
その後、とある事件をきっかけにして、追われるように、いや本人曰く「日本を蹴飛ばして」アメリカに渡った伊藤史朗。
冒頭の言葉は、その伊藤史朗さんがのちに残したもの。
川上源一さんはヤマハ発動機の創業者。
インタビュー記事の中で史朗は「川上源一だけがヤマハの中で唯一”魂”を持った人だった」と言っています。
そんな二人の「魂」から始まったヤマハのグランプリ挑戦ヒストリー。
5月25日は、その川上源一さんの命日でした。