昭和11年(1936年)6月7日に、多摩川スピードウェイのこけら落としレースと言われる「第1回全日本自動車競争大会」が開かれて今年でちょうど80年。
日本初の常設サーキット。日本のモータースポーツ・自動車産業の原点の一つとして、今も観客席の跡が残るこの歴史的遺構。
モータースポーツ愛好家のみならず、地元の方々をはじめ、広く一般の人たちにも知ってほしい、そしていろいろな背景と共に歴史遺産として後世に伝えていきたい、ということで、多摩川スピードウェイに縁のある方々による「多摩川スピードウェイの会」が中心となり、関係各所に働きかけるなどの活動を行ってきました。
そしていよいよ、川崎市の協力の下、そこがサーキットの跡地であることを示す「記念プレート」が設置されることになりました。
5月29日(日)にその除幕式が行われたので参列させていただきました。
当日は、ホンダコレクションホールより「カーチス号」「ブガッティ タイプ35C」も貸与展示されました。
福田川崎市長、堺正章さん、CCCLの山本氏、多摩川スピードウェイの会副会長の小林太樹氏によりいよいよお披露目。
日本の自動車文化、モータースポーツ文化の醸成に向けて大きな一歩としていかなければいけませんね。
2016年7月17日(日)から31日(日)まで、川崎市市民ミュージアムで、多摩川スピードウェイ開設80周年記念展が開かれます。
入場無料ですので、ぜひこの記念展と多摩川スピードウェイ跡地を訪れてみてください。