日本に自動自転車(自動二輪車)が伝来してから昭和・平成までのバイクにまつわるできごとを、関連する社会情勢ともに年表にしました。
1896年(明治29年)〜1912年(明治45年)
- 1896年/明治29年
- 1月 日本で初めてオートバイが人の前に姿を見せる(自動自転車公開試運転)
- 1909年/明治42年
- 島津楢蔵が国産1号車 NS号を完成させる
- 1912年/明治45年
- 5月 鳴尾競馬場で第1回自動自転車競走会が開催される
1912年(大正元年)〜1926年(大正15年)
- 1914年/大正3年
- 宮田製作所 国産初の市販車アサヒ号を発売
- 1923年/大正12年
月刊オートバイ 創刊- 1926年/大正15年
- 9月 愛知県津島の天王川公園で第1回全国オートバイ競争開催
1926年(昭和元年)〜1945年(昭和20年)
- 1930年/昭和5年
- 6月 多田健蔵 日本人初のマン島TTレース出場
- 1933年/昭和8年
- 宮田製作所 アサヒ号AA型発売(初の国産量産車)
- 1936年/昭和11年
- 陸王内燃機 陸王号の生産を開始
6月 多摩川スピードウェイ(日本初の常設サーキット)で 初レース開催 - 1937年/昭和12年
- メグロ メグロ号(Z97)発売
- 1945年/昭和20年
1946年(昭和21年)〜1954年(昭和29年)
戦後復興、二輪メーカー濫立期
- 1946年/昭和21年
- 富士産業(富士重工・スバル)がラビットS-1を発売
みづほ自動車 自転車用バイクモーター「ビス・モーター」発売
宮田製作所「アサヒ号DC型」(200cc)発売 - 1947年/昭和22年
- 中日本重工業(三菱重工)がシルバーピジョンC-10を発売
ホンダ、A型自転車用補助エンジン生産開始 - 1948年/昭和23年
- 二輪車免許区分(小型第三種・第四種)新設
9月 本田技研工業株式会社 設立 - 1949年/昭和24年
- ホンダ ドリームD型発売
自動二輪車免許(名称)新設
日本小型自動車工業会(現・日本自動車工業会)設立
11月 第1回全日本モーターサイクル選手権が多摩川スピードウェイで開催 - 1950年/昭和25年
- 1953年/昭和28年
- 3月 名古屋TTレース開催
3月 スズキ ダイヤモンドフリー号(2st 60cc)発売
7月 第1回富士登山レース開催
川崎機械工業が自転車補助エンジンの生産開始、明発工業(メイハツ)設立 - 1954年/昭和29年
- 2月 ホンダ・メグロ 戦後初の海外レース(ブラジル・サンパウロ)に挑戦
3月 ホンダ マン島TTレース出場宣言
6月 スズキ 4サイクル90ccのコレダ号CP型を発売。社名も鈴木式織機から鈴木自動車工業に変更
7月 第2回富士登山レース開催
日本楽器(現・ヤマハ) オートバイの開発に着手
1955年(昭和30年)〜1959年(昭和34年)
淺間時代 メーカー競争激化期
- 1955年/昭和30年
- 2月 ヤマハ(当時:日本楽器)二輪事業参入 YA-1発売
7月 ヤマハ発動機創立
7月 第3回富士登山レース
11月 第1回浅間高原レース開催 - 1956年/昭和31年
- 6月 浅間高原テストコース協会 設立、コース建設開始
7月 第4回富士登山レース - 1957年/昭和32年
- 7月 浅間高原自動車テストコース完成
0月 第2回 浅間火山レース - 1958年/昭和33年
- ヤマハ アメリカ・カタリナGP出場、伊藤史朗6位
MCFAJ 設立
8月 第1回全日本クラブマンレース開催(浅間高原テストコース)
ホンダ スーパーカブC100発売
- 1959年/昭和34年
4月 第1回全日本モトクロス大会(大阪信太山)開催
6月 ホンダ マン島TTレース初出場、谷口尚己 世界選手権初ポイント獲得
8月 第3回浅間火山レース+第2回全日本クラブマンレース開催
1960年(昭和35年)〜1968年(昭和43年)
メーカー淘汰期
- 1960年/昭和35年
- 第2・3回MCFAJ全日本クラブマンモトクロス(朝霧高原)
カワサキ二輪車製造事業スタート メグロと業務提携
6月 スズキ マン島TTレース初出場
7月 田中健二郎 世界グランプリ初表彰台(西ドイツ 250cc ホンダ)
9月 第3回MCFAJ全日本クラブマンレース(宇都宮陸軍飛行場跡)
日本の二輪生産台数が世界一になる - 1961年/昭和36年
- MFJ 設立
高橋国光 世界グランプリ初優勝(西ドイツ 250cc ホンダ)
ホンダ マン島TTレース参戦3年目にして悲願の優勝 - 1962年/昭和37年
- 9月 鈴鹿サーキット開業
11月 第1回全日本ロードレース大会開催(鈴鹿サーキット) - 1963年/昭和38年
- 伊藤史朗 デイトナ250ccクラス初優勝(ヤマハ海外レース初優勝)
伊藤史朗 ベルギーGPでWGP初優勝(250cc ヤマハ)
名神高速道路 一部開通
6月 伊藤光夫 マン島TTレース日本人初優勝(50cc スズキ)
ロードレース世界グランプリ・第1回日本GPが鈴鹿サーキットで開催 - 1964年/昭和39年
- 川崎重工 メグロを吸収
トーハツが倒産
MFJ 第1回モトクロス日本グランプリ開催
鈴鹿18時間耐久オートバイレース開催
- 1965年/昭和40年
- 高速道路でのヘルメット着用義務化と二人乗り禁止
- 1966年/昭和41年
- 1月 富士スピードウェイ開業
- 1967年/昭和42年
- MFJ全日本選手権スタート(ロードレース・モトクロス)
- 1968年/昭和43年
- 富士重工 ラビットの生産終了(4メーカー時代へ)
4月 東名高速道路 一部(東京-厚木ほか)開通
カワサキ マッハIII(H1)発売
1969年(昭和44年)〜1979年(昭和54年)
- 1969年/昭和44年
8月 ホンダドリームCB750FOUR国内発売- 1970年/昭和45年
筑波サーキット開業- 1972年/昭和47年
むつ湾インターナショナルスピードウェイ開業(’73年閉鎖)
カワサキ 900SuperFour(Z1) アメリカで発売- 1973年/昭和48年
MFJ全日本トライアル選手権スタート- 1977年/昭和52年
- 第1回イーハトーブトライアル大会 開催
片山敬済 世界チャンピオン獲得(WGP350) - 1978年/昭和53年
- 50cc超の自動二輪車のヘルメット着用義務化
7月 第1回鈴鹿8時間耐久ロードレース開催
渡辺明 世界チャンピオン獲得(WMX125)
1980年(昭和55年)〜1989年(昭和64年・平成元年)
- 1980年/昭和55年
- 8月 ヤマハRZ250 発売
- 1981年/昭和56年
- 1月 スズキGSX1100S KATANA 発売
- 1982年/昭和57年
- 12月 映画「汚れた英雄」公開
三ない運動 全国に広まる
1990年(平成2年)〜
- 1993年/平成5年
- 原田哲也 世界チャンピオン獲得(WGP250)
- 1994年/平成6年
- 坂田和人 世界チャンピオン獲得(WGP125)
- 1995年/平成7年
- 1月 阪神淡路大震災
3月 地下鉄サリン事件
青木治親 世界チャンピオン獲得(WGP125) - 1996年/平成8年
-
9月 大型二輪免許新設、指定教習所での教習が受けられるようになる
青木治親 世界チャンピオン獲得(WGP125) - 1998年/平成10年
-
2月 長野冬季オリンピック 開催
坂田和人 世界チャンピオン獲得(WGP125) - 2000年/平成12年
- 高速道路での自動二輪車・軽自動車の最高速度を80km/hから100km/hに引き上げ
- 2001年/平成13年
- 加藤大治郎 世界チャンピオン獲得(WGP250)
- 2004年/平成16年
- 藤波貴久 世界チャンピオン獲得(トライアル)
- 2005年/平成17年
- 高速道路 自動二輪車二人乗り解禁
- 2009年/平成21年
- 青山博一 世界チャンピオン獲得(ロードレースWGP250)
- 2011年/平成23年
- 3月 東日本大震災